なたまめ茶と篤姫

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香ばしい香りでおいしく飲めて、さまざまな健康効果が期待できると言われているなたまめ茶。
このなたまめ茶に使用されているなたまめは鹿児島や鳥取、静岡など全国各地で栽培されています。

中でも古くからなたまめが栽培されていることで知られているのが鹿児島県です。
かつて薩摩藩と呼ばれたこの地域では昔からなたまめを食用してきました。
2008年に幕末ものの大河ドラマとして人気を博したあの「篤姫」もこのなたまめを食べていたのではないかと推測されています。

なたまめは縁起物でもある?

宮本登美子さんの小説「天璋院篤姫」が原作の大河ドラマ「篤姫」はそれまで男性向けとされてきた幕末もののドラマでありながら、女性層にも受け入れられ、大人気を博しました。

主人公の天璋院篤姫は薩摩藩の出身であったため、ドラマの中でも薩摩独自の文化が描かれていました。
なかでも印象的だったのが、のちに薩摩藩家老になる小松帯刀ら武士の一行が薩摩から江戸に旅立つ際に、仲間からなたまめを贈られる場面
当時は旅に出る人になたまめを食べさせたり、持たせたりすると、その人が旅から無事に帰ってこられるという言い伝えのある縁起物だったのです。

その後、九州地方で起こった西南戦争の犠牲者たちも、その多くがなたまめを持っていたと言われていたのだとか。これも無事に戻ってくるようにとの願いがこめられた家族からの贈り物だったのかもしれません。

滋味深いなたまめが栄養源だった?

鹿児島といえば、その名の通りサツマイモばかりが有名ですが、滋味深い野菜であるなたまめも江戸時代以前から鹿児島で栽培、食用されていたのだそうです。

当時は今と違って、肉や魚を常食する習慣がない時代。大きくなるとさやが50センチ近くにもなる栄養価の高いなたまめは貴重な栄養源だったのではないでしょうか。もしかしたら、篤姫も大奥の女性たちと共になたまめを食べたり、なたまめ茶を飲んだりしていたのかもしれませんね。

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